米ソムリエが鑑定したお米 高瀬さん

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米食味鑑定書

都道府県

山梨県


品種

農林48号(有機肥料80%以上使用)   参考:有機肥料100%のページはこちらをクリック


米・食味分析鑑定コンクール審査結果

第15回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会
県別代表米選手権 山梨代表 『特別優秀賞』
 食味値 94 味度値  79.8 総合  173.8

受賞歴 第13回 県別代表米選手権 『特別優秀賞』
    第14回 県別代表米選手権 『特別優秀賞』

参考:食味値の平均点は70〜75点と言われています。コンクールの受賞生産者は、ほぼ90点以上です。

農薬使用状況

アイガモ農法により、栽培期間中農薬不使用(除草剤、殺虫剤等の農薬)



生産情報

 生産者 高瀬 豊有 
 
生産住所 山梨県北杜市須玉町大蔵
 作付面積 約 50アール
 本年度
倒伏状況
 倒伏率0%
倒伏していません


米・食味鑑定士チェックリスト

   項目 3点  2点  1点  ー1点  ー2点 
 1  土質  埴壌土 壌土 埴土  砂壌土  砂土
 2  登熟期の
昼夜温度差
 10℃〜 8〜9℃  6〜7℃  4〜5℃  2〜3℃ 
 3  平均日照時間 15〜16時間  13〜14時間  11〜12時間  9〜10時間  7〜8時間 
 4  水環境 貯水し昇温させた水  伏流水   一般河川水  ため池からの取水  生活用水の混流水
 5 苦土のマグネシウム施肥料/10アール  2.5キロ前後 2キロ前後  1.5キロ前後   1キロ前後  0.5キロ前後
 6  水田の減水深/日 20〜40mm   10〜20mm  10mm以下  50〜60mm  70mm以上
 7 CEC(土が肥料を保持する力)   20〜25me  15〜19me  10〜14me  9me以下  50me以上
 8  実肥のチッソ量  ゼロ 2キロ以下  3〜4キロ  5〜6キロ  7キロ以上 
 9  農薬使用回数  ゼロ 慣行の
80%減以上 
慣行の
79〜60%減 
 慣行の
59〜40%減
 慣行の
39%減以下
 10  堆肥の年間使用量  1トン 0.7トン  0.5トン  0.3トン  ゼロ 
 11  有機栽培歴  10年以上  7〜9年 4〜6年   1〜3年  経験ゼロ
 12  生物多様性 30種以上  25種以上   20種以上  10種以上  5種以上
 13  乾燥法 はざ掛け等の自然乾燥  低温の
長時間乾燥 
 中温の
長時間乾燥
高温の
間断乾燥 
 高温の
短時間乾燥
 14 保管法   低温倉庫の
モミ貯蔵
低温倉庫の
玄米貯蔵 
11〜3月常温4月以降定温貯蔵   サイロ貯蔵 玄米の
年間常温貯蔵 
 15  安全性確認  有機栽培 有機転換中
農産物 
減農薬・減化学肥料農産物   減農薬
農産物
減化学肥料
農産物 
 16  種モミ 新種  2年種  3年種  4年種  5年種 
 合計 12   8  4  0 -2 
    総合得点     22  点

0点〜48点  0点以下
 良食味、高品質のお米ができる条件を満たした
圃場環境、生産技術、栽培管理方法である 
高品質ではあるものの 品質向上に努力が必要な
圃場環境、生産技術、栽培管理方法である

注)この米・食味鑑定士チェックリストは、一般的な慣行農法より高いレベルでの評価基準となっております。
  0点前後であっても品質の高いお米が生産できる栽培環境であると判断します。


栽培履歴書

平成25年度産 アイガモ農法米 農林48号(有機肥料80%以上使用)

 品種  農林48号
 本年10アールあたりの収量 約500〜600キロ 
耕作面積  50アール 
耕期  平成24年11月 
播種  平成25年4月29日 
代かき  平成25年5月27日〜 
田植え  平成25年6月1日〜 
 栽埴密度 20cm×30cm(24株/u) 
 中干し 無し 
出穂期  平成25年8月15日頃 
刈り取り  平成25年9月25日頃〜 
 土作り(有機肥料80%以上)   発酵鶏糞 約170キロ/10アール(約81%) 
化成肥料 約30キロ/10アール(約14%) 
 塩化カリ 約10キロ/10アール(約5%)
 肥培管理 追肥無し 
除草剤  無し アイガモ農法 
殺虫剤  無し アイガモ農法 
種子消毒  EM1号活性液500倍に10日間 
 育苗床土 塩化カリ5%立ち枯れ病予防剤3%の床土 
育苗  ビニールハウスでの水補給、EM2号の散布 


生産者のコメント

アイガモ農法で体に悪影響のある除草剤、殺虫剤を一切使わずに作りました。アイガモが活躍する6月中旬〜8月中旬、人間に慣れたカモ達は網越しに飛びついてきたり、お尻を振って気ままに泳いだりしていて本当に可愛くて癒されます。ぜひご家族でアイガモ見学にお出かけください。アイガモ農法米は肥料にもこだわっており、鶏糞、茶殻等の有機肥料を80%以上使って手間暇かけて丁寧に作っています。乾燥は全てはざ掛けをして天日干ししているので、一味違います。全国的に生産量の極めて少ない『幻の米』農林48号というお米と、アイガモ農法を多くの方々に知っていただき、安全で安心のおいしい米を食べていただきたいと思っています。




米・食味鑑定士の総合コメント

山梨県は周囲を山々に囲まれて台風や災害が少ないという特徴があります。また北杜市の日照時間は日本一であり、八ヶ岳から注がれる清らかな水はおいしい米作りに適しています。まさに自然と資源に恵まれた地域と言えます。農林48号という米の品種は病気に弱く収穫量も少ないため生産者の減少が目立っています。そのような状況の中、農薬をほとんど使用しないアイガモ農法と試行錯誤して作った有機肥料で、安全なお米作りに取り組んでいます。さらに、はざ掛け天日干し、モミ貯蔵といった手間暇かかるけれど、お米のおいしさや鮮度を保つ重要な方法を変えずに行っている事からも、高品質のお米であることがわかります。お米の特徴としては舌触りが柔らかく滑らかで風味も良く、米本来の味はしっかりしているけど、後味はさっぱりしています。冷めてからはより粘りが増します。一粒ずつに弾力がありしっかりしていて艶もあります。味はもちろん見た目も良いので、特におにぎりやお弁当でおいしくいただけると思います。



販売情報

『おいしい市場(農産物直売施設)』 山梨県北杜市若神子2323 電話0551-42-1177
『スーパーやまと須玉店 』 山梨県北杜市若神子2255 電話0551-42-2355
『道の駅 銀河の駅 韮崎』 山梨県韮崎市中田町中條1795 電話0551-25-5021
『富士の国やまなし館』 東京都中央区日本橋2-3-4日本橋プラザビル1F 電話03-3241-3776

直接販売 電話連絡とメール両方にてお問い合わせお願いします。 090-2733-7302 担当 高瀬まで
                     メールアドレス   njkcg701@yahoo.co.jp


米・食味鑑定書、鑑定済みタグについて

この米鑑定書は、米・食味鑑定士協会の協力の元、『協会、米・食味鑑定士、生産者』が連携して良食味で安全・安心なお米を、その価値にもとづいた価格で流通できる市場を目指す事を目的に作りました。
こだわりを持って、日本一の米作りをされている生産者のみなさんの思いを伝えるとともに、コンクールにて厳正に審査された食味値、味度値や入賞情報、また米のソムリエである鑑定士が客観的かつ科学的な分析や調査を行った情報をお米を食べていただく消費者に発信していくことが、TPPで揺れる今、食の安全・安心がさらに問われていくだろう今後の時代のニーズに添うものとおもっています。
協力鑑定士の輪を広げ、協会、生産者、さらに水田環境鑑定士、販売に携わる方々と連携して『鑑定済み』の表示が一流の米の証であると消費者におもっていただけることを目指し、活動していこうと思っています。
よろしくお願いします。

米・食味鑑定士 高瀬 弘樹  問い合わせ電話番号 090-2733-7302
               メールアドレス   njkcg701@yahoo.co.jp



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 アイガモ農法

アイガモは稲の生長の妨げになる雑草や害虫を好んで食べてくれます。またアイガモが泳ぎ回ることで土がかき混ぜられ、根に酸素や栄養をまんべんなく行き届かせます。さらにアイガモの糞尿が良き有機肥料となり、病気に強いじょうぶで健康な稲に育ててくれます。アイガモ農法は自然環境を守りつつ、体に悪影響のある除草剤、殺虫剤を使わずにお米を作ることができるのです。
  


 EM菌(efective  micro  organisms)

有用微生物群、自然界に生息している微生物の中から、自然界を浄化する働きや物質の生合成を行う働きを持つ有用な微生物を抽出し、人工的に培養したものです。農業用資材として販売されていて、有機物と混ぜ合わせることで発酵分解が行われ、環境にやさしい肥料を作ることができます。
また場の微生物の勢力を悪い状態から良い状態に変えてくれます。籾種消毒においては、農薬を使わずに稲の病原菌となる悪い細菌の勢力を弱め活動できないようにします。














 生産者 高瀬 豊有


 米・食味鑑定士 秋月 綾子