米ソムリエが鑑定したお米 高瀬さん

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米食味鑑定書

都道府県

山梨県


品種

農林48号(有機肥料100%使用)    参考:有機肥料80%のページはこちらをクリック


米・食味分析鑑定コンクール審査結果

第15回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会
 食味値 89 味度値  79.9 総合  168.9

農薬使用状況

アイガモ農法により、栽培期間中農薬不使用(除草剤、殺虫剤等の農薬)



生産情報

 生産者 高瀬 豊有 
 
生産住所 山梨県北杜市須玉町大蔵
 作付面積  5アール
 本年度
倒伏状況
 倒伏率0%
倒伏していません


米・食味鑑定士チェックリスト

   項目 3点  2点  1点  ー1点  ー2点 
 1  土質  埴壌土 壌土  埴土  砂壌土  砂土
 2  登熟期の
昼夜温度差
 10℃〜 8〜9℃  6〜7℃  4〜5℃  2〜3℃ 
 3  平均日照時間 15〜16時間  13〜14時間  11〜12時間  9〜10時間  7〜8時間 
 4  水環境 貯水し昇温させた水  伏流水   一般河川水  ため池からの取水  生活用水の混流水
 5 苦土のマグネシウム施肥料/10アール  2.5キロ前後 2キロ前後  1.5キロ前後   1キロ前後  0.5キロ前後
 6  水田の減水深/日 20〜40mm   10〜20mm  10mm以下  50〜60mm  70mm以上
 7 CEC(土が肥料を保持する力)   20〜25me  15〜19me  10〜14me  9me以下  50me以上
 8  実肥のチッソ量  ゼロ 2キロ以下  3〜4キロ  5〜6キロ  7キロ以上 
 9  農薬使用回数  ゼロ 慣行の
80%減以上 
慣行の
79〜60%減 
 慣行の
59〜40%減
 慣行の
39%減以下
 10  堆肥の年間使用量  1トン 0.7トン  0.5トン  0.3トン  ゼロ 
 11  有機栽培歴  10年以上  7〜9年 4〜6年   1〜3年  経験ゼロ
 12  生物多様性 30種以上  25種以上   20種以上  10種以上  5種以上
 13  乾燥法 はざ掛け等の自然乾燥  低温の
長時間乾燥 
 中温の
長時間乾燥
高温の
間断乾燥 
 高温の
短時間乾燥
 14 保管法   低温倉庫の
モミ貯蔵
低温倉庫の
玄米貯蔵 
11〜3月常温4月以降定温貯蔵   サイロ貯蔵 玄米の
年間常温貯蔵 
 15  安全性確認  有機栽培 有機転換中
農産物 
減農薬・減化学肥料農産物   減農薬
農産物
減化学肥料
農産物 
 16  種モミ 新種  2年種  3年種  4年種  5年種 
 合計          
    総合得点       点


 点〜点 点〜点  点以下 
 良食味、高品質のお米ができる圃場環境、生産、管理方法である  高品質のお米ができる圃場環境、生産、管理方法である  品質向上に努力が必要な圃場環境、生産、管理方法である


栽培履歴書

平成25年度産 アイガモ農法米 農林48号(有機肥料80%以上使用)

 品種  農林48号
 本年10アールあたりの収量 約500〜600キロ 
耕作面積  5アール 
耕期  平成24年11月 
播種  平成25年4月29日 
代かき  平成25年5月27日〜 
田植え  平成25年6月1日〜 
 栽埴密度 20cm×30cm(24株/u) 
 中干し 無し 
出穂期  平成25年8月15日頃 
刈り取り  平成25年9月25日頃〜 
 土作り(有機肥料100%)   天然由来(硫酸カリ、バットグアノ、米糠、籾殻、クン炭、
貝化石、魚粉、骨粉、鶏糞、草木灰、菜種かす等)を混ぜ合わせEM菌で発酵させた肥料10aあたり250キロ施肥
 肥培管理 追肥無し 
除草剤  無し アイガモ農法 
殺虫剤  無し アイガモ農法 
種子消毒  EM1号活性液500倍に10日間 
 育苗床土 塩化カリ5%立ち枯れ病予防剤3%の床土 
育苗  ビニールハウスでの水補給、EM2号の散布 


生産者のコメント

アイガモ農法で体に悪影響のある除草剤、殺虫剤を一切使わずに作りました。アイガモが活躍する6月中旬〜8月中旬、人間に慣れたカモ達は網越しに飛びついてきたり、本当に可愛くて癒されます。ぜひご家族でアイガモ見学にお出かけください。アイガモ農法米は肥料にもこだわっており、米糠、菜種油かす、バットグアノ、骨紛、魚粉、天然硫化等と使用して天然由来の有機肥料を100%以使って手間暇かけて丁寧に作っています。乾燥は全てはざ掛けをして天日干ししているので、一味違います。全国的に生産量の極めて少ない『幻の米』農林48号というお米と、アイガモ農法を多くの方々に知っていただき、安全で安心のおいしい米を食べていただきたいと思っています。




米・食味鑑定士の総合コメント

山梨県は周囲を山々に囲まれて台風や災害が少ないという特徴があります。また北杜市の日照時間は日本一であり、八ヶ岳から注がれる清らかな水はおいしい米作りに適しています。まさに自然と資源に恵まれた地域と言えます。農林48号という米の品種は病気に弱く収穫量も少ないため生産者の減少が目立っています。そのような状況の中、農薬をほとんど使用しないアイガモ農法と試行錯誤して作った有機肥料で、安全なお米作りに取り組んでいます。さらに、はざ掛け天日干し、モミ貯蔵といった手間暇かかるけれど、お米のおいしさや鮮度を保つ重要な方法を変えずに行っている事からも、高品質のお米であることがわかります。お米の特徴としてはコシヒカリと比べもちもちしていて適度な粘り気があります。ほどよい噛みごたえで冷めてからも甘みを増しおいしく食べられるお米です。おむすびやお弁当に最適と言えます。



販売情報


直接販売 電話連絡とメール両方にてお問い合わせお願いします。 090-2733-7302 担当 高瀬まで
                     メールアドレス   njkcg701@yahoo.co.jp

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 アイガモ農法

アイガモは稲の生長の妨げになる雑草や害虫を好んで食べてくれます。またアイガモが泳ぎ回ることで土がかき混ぜられ、根に酸素や栄養をまんべんなく行き届かせます。さらにアイガモの糞尿が良き有機肥料となり、病気に強いじょうぶで健康な稲に育ててくれます。アイガモ農法は自然環境を守りつつ、体に悪影響のある除草剤、殺虫剤を使わずにお米を作ることができるのです。  


 EM菌(efective  micro  organisms)

有用微生物群、自然界に生息している微生物の中から、自然界を浄化する働きや物質の生合成を行う働きを持つ有用な微生物を抽出し、人工的に培養したものです。農業用資材として販売されていて、有機物と混ぜ合わせることで発酵分解が行われ、環境にやさしい肥料を作ることができます。
また場の微生物の勢力を悪い状態から良い状態に変えてくれます。籾種消毒においては、農薬を使わずに稲の病原菌となる悪い細菌の勢力を弱め活動できないようにします。

 











 生産者 高瀬 豊有


 米・食味鑑定士 秋月 綾子